夜間大学卒は就職に不利になるということはない?不利にならない理由と採用担当の考え
こんにちは。syunです。
「夜間大学は就職に不利だからやめておいた方がいい」
「二部卒で大手企業に就職するとか無理ゲーw」
ネット上で夜間大学の就職についていろいろと調べてみると、このような悲惨な書かれ方をされているのをよく見かけます。
結論から言うと
夜間大学卒だからと言って就職に不利になるということはほとんどありません。
この理由を説明していきたいと思います。
昼間大学卒と夜間大学卒の学士号に差はない
世間的によく
「夜間大学卒って昼間大学卒よりも評価されないんでしょ?」
と言われています。
結論から言うと、夜間大学卒は昼間大学卒と同等の評価をされます。
どうしてかというと、昼間大学と夜間大学で学ぶ内容は同じだからです。
基本的に昼間学部と夜間学部がある場合、教科書は同じものを使います。
大学側もわざわざ夜間学部で学ぶ内容を変えて、教科書も違った教科書を利用するなんてことはしません。
大学教授側の労力が増えるだけだからです笑
新しくシラバス(授業計画書)を作るなんてことは、もともと似たような講義がある場合、絶対しません。
もともとある講義でやった方が大学教授側が楽だからです。笑
なので
「夜間学部は学費も安いし、昼間学部と同じ内容を学べるのかな??」
と心配している方(入学する前の僕がそうでした笑)
安心してください。
夜間学部が昼間学部よりも内容の薄い授業をすることはありません。
理由としては、同じ講義をした方が教授側が楽だからです。
「夜間大学卒だから就職に不利」と言われているのには隠された理由がある
隠された理由??なにそれ??
と思う方もいるかもしれません。
この隠された理由というのが
「夜間学生は少なからず昼間学生に対してコンプレックスを抱いている」
ということです。
「学費の面でどうしても夜間大学にしか通うことができない」
という人以外は、基本的には
「同じ大学の昼間の学部を受験したが、不合格だったから仕方なく夜間を受験した」
「志望校に一つも受からなくて、浪人もできないので、仕方なく夜間を受験した」
という人が多いです。
このために、夜間学生は自分が夜間学生であることにコンプレックスを抱いている方が多いです。
この劣等感を抱いたまま就活をし、全然企業に採用されないと
「夜間学生だからダメなんだ...」
「もし自分が昼間学生であったら、採用されていたかもしれない」
などと勝手に妄想し、原因が夜間学生でないにもかかわらず、
それが原因であるかのように勘違いしてしまう人が多いようです。
全然採用の通知が来ないと、何かのせいにしたくなるのもわからなくはないですが...笑
企業の採用担当は「学生時代に何をやってきたのか」を見ている
僕の知り合いに企業の採用担当をしている方がいるのですが、その方が言うには
「学生時代に努力してきたことや、その人の人柄を主に見ている」
と言っていました。
つまり、学歴はその人が受験勉強を努力してきたという指標になります。
ただ、これ以上の意味は持ちません。
「○○の資格を持っています」
「学生時代、○○部に所属し、大会で1位になりました」
などと同じです。
学歴だけがずば抜けて評価されるということではありません。
例えば、
①「偏差値70の難関国公立大学の経営学部」を卒業した学生の学生生活
・大学の講義には出たりでなかったりで、単位を落とすことはたまにあったが、卒業単位は何とか取れた。
・部活やサークルにも入らず、学生時代アルバイトもしたことがない。
・大学が終わったら、すぐに家に帰ってきてずっとゲームをしている。
②「偏差値50の地方私立大学の経営学部」を卒業した学生の学生生活
・大学の講義には無遅刻・無欠席で、成績はほとんど一番上の評価。
・卒業単位を3年生までにほとんど取り終え、半年間の留学経験をして日常会話レベルではあるが、英語を話すことができる。
・部活動では部長をやっていて、部員が快適に部活動に励めるような環境づくりに努力した。
この場合、企業の採用担当者はどちらの学生を採用したいを思うでしょうか?
まあ、学歴重視の意味の分からない企業以外は②の学生でしょうね笑
しかし、学歴が一番見られているように感じるのはどうしてだと思いますか?
それは、採用する側が「偏差値」という数字で、どれほど努力したかを見ることができるからです。
企業側も「頭が良い=仕事ができる」とは思っていません。
「うちの会社に入ってからも努力できる人材」
が欲しいのです。
まとめ
これまで見てきたように
夜間大学卒というだけで就職に不利になるということはありません。
夜間学部と昼間学部では講義で学ぶ内容が同じだからです。
ですが、どれだけ努力をしてきたかを見られるとき
出身大学を比較された場合に少し不利になってしまうことはあるかと思います。
(偏差値で比較されたらどうしようもありません...)
これは昼間大学卒、夜間大学卒どちらの学生にも言えることです。
企業の採用担当は学生時代に努力してきたことの一つとして学歴を見るからです。
つまり、逆に考えれば
他の分野(例えば、部活動や資格試験、TOEICなど)で努力をすれば、
自分よりもいい大学(偏差値の高い大学)を卒業してきた学生に余裕で勝てます。
(基本的に難関大学に合格した学生は、学歴だけで就職に有利になると考えているからです。
こういう人は後で痛い目を見ます...)
このようなことから
「夜間大学卒というだけで就職に不利になるという」ことはありません。
ネット上でこのような情報があふれているのは、夜間学部卒で就活がうまくいかなかった人が言い訳にしているというのが大半でしょう。
夜間大学に通うことで得られるメリットもたくさんあるので、
最初から「夜間大学ではだめだ」と考えるのではなく
「夜間大学っていう選択肢もあるんだなー」という感じで考えてもらえたら個人的に嬉しく感じます。
実録!夜間大学に現役で通っている学生のホンネ-夜間大学のメリットとデメリット
こんにちは。syunです。
この2月半ばの時期になると、だんだんと受験生のみなさんの進路が決まっていきます。
しかし、志望校になかなか合格することができず、いまだに進路が決まらず不安に感じている人も多いと思います。
この時期に進路が決まっていない人は
「あと1つしか出願していない...これがダメだったらどうしよう...」
「最悪浪人かな...」
とか、いろいろネガティブになる時期でしょう。実際僕もそうでした笑
このとき
「夜間(二部)の大学を受験する」
という選択肢を考える方もおられると思います。
どうしてかというと...
夜間の大学の出願期間はほとんどの昼間の大学の合否が出た後にあるからです。
ただ、夜間大学についてインターネット上でかなり悲惨に書かれていますよね??笑
「あ、夜間大学は現役の学生が通うものではないのか」と感じることでしょう。
しかし、夜間の大学に現役で通うことのメリットも多くあります!
今回は現役で夜間大学に通っている僕がメリット、デメリットについて現役学生の声をお伝えしていきたいと思います。
夜間大学に現役で通うことのメリット
学費が安い
おそらくこれが一番のメリットであると言えます。
夜間大学の学費はとにかく安い!!
どれくらい安いかを昼間大学と比較して見てみましょう
以下にある大学の一部(昼間)と二部(夜間)の初年度納付金を載せておきます。
見てわかる通り、夜間の学部の学費は昼間の学部の学費と比較して格段と安いです笑
同じキャンパスで同じ設備を利用できて学費が半額なんて魅力的ですよね!
朝早起きする必要がない
これも結構大きなメリットであると思います。
昼間の学生は朝8時とか9時とかから1限が始まるので、早起きする必要があります。
更に、都内に大学のキャンパスがある人は、この時間帯であると朝の通勤ラッシュに巻き込まれてしまうので、電車で座ることはほとんどできません。
特に通学時間が長い人にはきついと思います。
一方で、夜間学生の場合
1限が始まる時間が早くても16時からなので、昼までゆっくりと寝ていても余裕で間に合いますし、電車で座れないなんてこともありません。
優雅に通学することができます笑
夜勤のバイトをすることができる
これはメリットといえるかどうかわかりませんが、深夜帯のアルバイトを無理なくやることできます。
深夜帯のバイトは基本的に忙しくなることがなく、自分のペースでゆっくりと働くことできます。
しかも、深夜手当が付いて25パーセント増しの給与を得られるので、効率的に稼ぎたい人にはお勧めです!
ただし、暇すぎて眠気との闘いになることもあります笑
夜強い人にはお勧めできるポイントです。
幅広い年齢層の人と交友関係をもつことができる
夜間大学はさまざまな人が勉強をするために通っています。
・仕事をしながら学士号(大卒の資格)を取ろうと考えている人
・大学に行きたくても行くことができなかったシニア世代の方々
・卒業生という肩書きを得て大学と提携をしようと考えている企業の人
・医学部を目指していて何度も浪人をした人
・他大学から編入してくる人
など、幅広い年齢層の方々が在籍しているのが夜間大学の特徴です。
これらの方々と交友関係を築くと、いろいろな話を聞くことができます笑
学生のうちでは学ぶことのできない、聴いていてとてもためになる話が多いです!
夜間大学に現役で通うことのデメリット
生活のリズムが乱れる
メリットの点で述べた「朝早起きする必要がない」という点ですが、これは
裏を返せば生活リズムが乱れる
という欠点でもあります。
「どうせ朝遅いから、夜更かししよう」
「明日夜勤だから講義始まるギリギリまで寝ておこう」
という思考になりがちです。
このデメリットの打開策はあります。
朝から夕方の時間帯にアルバイトを入れる
これだけです。笑
朝からアルバイトを入れることで必然的に朝早起きする必要があります。
生活リズムを乱したくない人はぜひ朝から夕方のアルバイトをすることをお勧めします!
1日のコマ数が少ないために、真面目に講義を聴く必要がある
このデメリットは、仕方のない事なのですが、夜間学生は1限が早くても16時からとなっているので1日に受けることのできる講義数が少なくなってしまいます。
かといって昼間の学生と比較して講義で学ぶ量を減らすことはありません。
大学側も「うちの大学の卒業生となる以上、昼間でも夜間でも社会に出てから恥ずかしくないような知識量を学ばせなければならない」
と考えているからです。
これは大学のイメージに直接関係してくるため、厳しくなっているようです。
ただ、ある程度自分で勉強する必要があると言っても、そこまで難しいことではありません。
基本的に授業にしっかりと出席し、講義を聞き、板書をとっていれば大学の単位なんて必然的にとれるようになっています笑
大学教授側も単位を落とすと、追試とか再試とか補習で自分の仕事量が増えるだけなので、あまりひどくない限り単位は取れるようになっています笑
真面目に授業を受けない学生が多い
これは夜間大学に限った話ではないですが
・出席だけ取って遊びに行ってしまう人
・教室で着席しているにも関わらず、ずっとスマホをいじっている人
・講義中、寝ている人
がいます。
特に夜間大学の学生は多いと感じます。
講義とっている人数に対して教室にいる人数は半分以下ということが日常茶飯事ですからね笑
夜間大学は昼間大学と比較して
・留年率が高い
・卒業するのが難しい
と言われている理由は、主にしっかりと講義に出席している学生が少ないということが原因であるでしょう。
自分は頭が良くないから、夜間大学なんて苦労するに違いない...と思っている人!
心配しないでください。夜間大学は真面目に講義に出席するだけで余裕で卒業できます!
部活・サークルが少ない
基本的に夜間大学の部活・サークルは活発ではありません。
夜間大学は講義が始まる時間が遅いので、部活やサークルに当てる時間が休日しかなくなるからです。
「運動部に入って大会で活躍したいんだ!」
「部活やサークルで成績を残して、就活に役立てたい」
などと考えている人には夜間大学は不向きかもしれません。特に運動部には力を入れてないように伺えます...
昼間学生の部活・サークルに入ることも可能ですが、活動時間が基本的に夜間学生の講義の時間帯と被ってしまうので、土日しか顔を出すことはできません。
土日のみの活動の部活・サークルでしたら良いかもしれませんね。
まとめ
夜間大学には昼間大学とは違ったメリット、デメリットがあることをお伝えしてきました。
そして、夜間大学におけるデメリットは周りに流されないようにすればある程度は対応できます。(部活動、サークルの点は厳しいですが...)
最初から夜間大学はあり得ないと決めつけるのではなく、進路の一つとして考えてみても良いのではないでしょうか。
最後に、受験生の皆さんへお伝えしておきたいことがあります。
・自分の志望校に合格出来た人
・志望校に合格できず仕方なく合格した大学に進路を決めた人
・浪人を決めた人
など、さまざまな人がおられると思います。
自分の思うようにいかなかったという人も多い事でしょう。受験なんてほとんどの人がうまくいきません。
しかし、みなさん重要なことが一つだけあります。
それは
後悔をしないように生きること
です。
この時期にひたすら悩んでください。悩んで悩んでそれでも答えが見つからなかったときは、どちらか一方を無理やりでもいいんで決めてください。
そして、決めた方の選択肢で精一杯努力してください。そうしないと
「あの時もう一方の選択肢を選んでいた方が良かったのではないか」
と思ってしまうからです。
これはとても難しいことです。
僕出来ているかどうかと言われたらできていないかもしれません。
ですが、後悔しないようにできるだけ努力をするようには心がけています。
僕はみなさんが希望の進路に進めるように応援しています!!
危険物取扱者乙4試験に過去問の教材は不要!?優秀な無料過去問サイト3選
こんにちは。syunです。
今回は、乙4の過去問について書いていきたいと思います。
まあ、タイトル通りなのですが、結論から言うと
乙4の試験に合格するためには過去問集や予想問題集といったものをわざわざ買う必要はありません。
これはどういうことかというと
乙4に関しては過去問を掲載しているサイトがweb上にたくさんあります。
1度「乙4 過去問」とかで検索してみて下さい。たくさん出てきます笑
今回は僕が乙4を取得するまでに色々利用したサイトの中でも、非常に使いやすいと思った無料サイトをまとめていきたいと思います。
一般財団法人 消防試験研究センター
これは危険物取扱者の指定試験機関のホームページになります。
このサイトには危険物取扱者試験の甲種、乙種、丙種全ての過去問1回分が掲載されています。
このサイトの過去問はプリントして解くことで、
試験本番と全く同じ問題用紙で解くことができるため
どのように解いていけばいいかなどの対策を立てることができます。
乙4 模擬試験 お試し版
こちらはweb上で試験が受けられるようになっているサイトです。
過去3年間に出題された520問からランダムに問題が出されるために、かなり実践的な知識が問われるものとなっています。
しかし、お試し版でできる回数は5回までとなっているので、総仕上げ用に取っておくのが良いかもしれません。
ちなみに、会員になると回数無制限になりますが、なかなか高いのであまりおすすめはしません...
ユニバース・リサーチ webで危険物模擬試験
こちらは株式会社ユニバース・リサーチさんが運営しているサイトです。
なんと、乙4の試験が無料で20回ほど受けられてしまうという太っ腹ぶりです笑
正直、僕はほとんどこのサイトを使って過去問を解いてました。
webで試験が受けられるので、通学中、通勤中などの隙間時間にスマホ1つでできるので、おすすめです!
以上が僕が乙4の勉強の際に用いていたサイトです。
みなさんも乙4を受験する際にはぜひ使ってみて下さい!
厳選!危険物乙4に語呂合わせを利用して最短で合格しよう!
こんにちは。syunです。
今回、僕が最近取得した乙4(正式名称:危険物取扱者乙種第4類)の試験範囲の中で、ここだけは語呂を使って覚えた方が分かりやすいというものを紹介していきたいと思います!!
①危険物保安監督者の選任を常に必要とする施設4つ
・製造所
・屋外タンク貯蔵所
・給油取扱所
・移送取扱所
となります。まあなかなか覚えにくいですよね笑
ここで登場するのが、以下の語呂です!!
監督は(危険物保安監督者)いつも(常に選任)きゅうりを(給油取扱所)つくって(製造所)送る(移送取扱所)奥方に(屋外タンク貯蔵所)
これに加えてもう一つ覚えておきたいのが、危険物保安監督者の選任を常に必要としな
い施設である移動タンク貯蔵所です。これは一つだけなので覚えやすいですね。
②常に定期点検を実施する必要がある施設6つ
・地下タンク貯蔵所
・地下タンクを有する製造所
・地下タンクを有する給油取扱所
・地下タンクを有する一般取扱所
・移動タンク貯蔵所
・移送取扱所
となります。覚えてもすぐに忘れる未来が見えますね...笑
なので語呂に頼りましょう!!
定期点検は地下(地下タンクを有する施設)に移動(移動タンク貯蔵所)、移送(移送取扱所)
こうすると格段と覚えやすいと思います。
地下タンクを有する施設が定期点検をしなければならない理由は、タンクが地下に埋まっているので、タンクが破損、腐食した際に気が付かず危険物が流出してしまう恐れがあるからです。
③保安距離を必要とする施設5つ
・製造所
・屋内貯蔵所
・屋外貯蔵所
・屋外タンク貯蔵所
・一般取扱所
となります。こちらも語呂に頼りましょう!!
保安には(保安が必要)奥方が(屋外タンク貯蔵所)造って(製造所)内外貯めて(屋内貯蔵所+屋外貯蔵所)いっぱいに(一般取扱所)
④保有空地を必要とする施設7つ
・製造所
・屋内貯蔵所
・屋外貯蔵所
・屋外タンク貯蔵所
・一般取扱所
・屋外の簡易タンク貯蔵所
・地上の移送取扱所
となります。上から5つの施設は③の5つなので、残り2つを覚えればよいことになります。
保有とは(保有空地は)保安プラス(保安距離+)外にカンタン(屋外の簡易タンク貯蔵所)地上で移送(地上の移送取扱所)
おまけ:予防規程を作成する施設2つ
・給油取扱所
・移送取扱所
この2つのみなので、わざわざ語呂で覚えなくてもいい気もしますが一応書いておきます笑
予防には(予防規程)急いで(移送取扱所)給料(給油取扱所)
以上が覚えておいた方がいい語呂合わせになります。
これらの語呂は、僕が乙4を勉強する際に参考書として使用していたユーキャンさんが出版しているものに書かれているものになります。
ユーキャンの乙種第4類危険物取扱者 速習レッスン 第4版【別冊ポイント集・予想模擬試験・赤シートつき】 (ユーキャンの資格試験シリーズ)
- 作者:ユーキャン危険物取扱者試験研究会
- 出版社/メーカー: U-CAN
- 発売日: 2018/07/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
イラストや表でまとめられていてとても見やすいので個人的にとてもお勧めです!