実録!夜間大学に現役で通っている学生のホンネ-夜間大学のメリットとデメリット
こんにちは。syunです。
この2月半ばの時期になると、だんだんと受験生のみなさんの進路が決まっていきます。
しかし、志望校になかなか合格することができず、いまだに進路が決まらず不安に感じている人も多いと思います。
この時期に進路が決まっていない人は
「あと1つしか出願していない...これがダメだったらどうしよう...」
「最悪浪人かな...」
とか、いろいろネガティブになる時期でしょう。実際僕もそうでした笑
このとき
「夜間(二部)の大学を受験する」
という選択肢を考える方もおられると思います。
どうしてかというと...
夜間の大学の出願期間はほとんどの昼間の大学の合否が出た後にあるからです。
ただ、夜間大学についてインターネット上でかなり悲惨に書かれていますよね??笑
「あ、夜間大学は現役の学生が通うものではないのか」と感じることでしょう。
しかし、夜間の大学に現役で通うことのメリットも多くあります!
今回は現役で夜間大学に通っている僕がメリット、デメリットについて現役学生の声をお伝えしていきたいと思います。
夜間大学に現役で通うことのメリット
学費が安い
おそらくこれが一番のメリットであると言えます。
夜間大学の学費はとにかく安い!!
どれくらい安いかを昼間大学と比較して見てみましょう
以下にある大学の一部(昼間)と二部(夜間)の初年度納付金を載せておきます。
見てわかる通り、夜間の学部の学費は昼間の学部の学費と比較して格段と安いです笑
同じキャンパスで同じ設備を利用できて学費が半額なんて魅力的ですよね!
朝早起きする必要がない
これも結構大きなメリットであると思います。
昼間の学生は朝8時とか9時とかから1限が始まるので、早起きする必要があります。
更に、都内に大学のキャンパスがある人は、この時間帯であると朝の通勤ラッシュに巻き込まれてしまうので、電車で座ることはほとんどできません。
特に通学時間が長い人にはきついと思います。
一方で、夜間学生の場合
1限が始まる時間が早くても16時からなので、昼までゆっくりと寝ていても余裕で間に合いますし、電車で座れないなんてこともありません。
優雅に通学することができます笑
夜勤のバイトをすることができる
これはメリットといえるかどうかわかりませんが、深夜帯のアルバイトを無理なくやることできます。
深夜帯のバイトは基本的に忙しくなることがなく、自分のペースでゆっくりと働くことできます。
しかも、深夜手当が付いて25パーセント増しの給与を得られるので、効率的に稼ぎたい人にはお勧めです!
ただし、暇すぎて眠気との闘いになることもあります笑
夜強い人にはお勧めできるポイントです。
幅広い年齢層の人と交友関係をもつことができる
夜間大学はさまざまな人が勉強をするために通っています。
・仕事をしながら学士号(大卒の資格)を取ろうと考えている人
・大学に行きたくても行くことができなかったシニア世代の方々
・卒業生という肩書きを得て大学と提携をしようと考えている企業の人
・医学部を目指していて何度も浪人をした人
・他大学から編入してくる人
など、幅広い年齢層の方々が在籍しているのが夜間大学の特徴です。
これらの方々と交友関係を築くと、いろいろな話を聞くことができます笑
学生のうちでは学ぶことのできない、聴いていてとてもためになる話が多いです!
夜間大学に現役で通うことのデメリット
生活のリズムが乱れる
メリットの点で述べた「朝早起きする必要がない」という点ですが、これは
裏を返せば生活リズムが乱れる
という欠点でもあります。
「どうせ朝遅いから、夜更かししよう」
「明日夜勤だから講義始まるギリギリまで寝ておこう」
という思考になりがちです。
このデメリットの打開策はあります。
朝から夕方の時間帯にアルバイトを入れる
これだけです。笑
朝からアルバイトを入れることで必然的に朝早起きする必要があります。
生活リズムを乱したくない人はぜひ朝から夕方のアルバイトをすることをお勧めします!
1日のコマ数が少ないために、真面目に講義を聴く必要がある
このデメリットは、仕方のない事なのですが、夜間学生は1限が早くても16時からとなっているので1日に受けることのできる講義数が少なくなってしまいます。
かといって昼間の学生と比較して講義で学ぶ量を減らすことはありません。
大学側も「うちの大学の卒業生となる以上、昼間でも夜間でも社会に出てから恥ずかしくないような知識量を学ばせなければならない」
と考えているからです。
これは大学のイメージに直接関係してくるため、厳しくなっているようです。
ただ、ある程度自分で勉強する必要があると言っても、そこまで難しいことではありません。
基本的に授業にしっかりと出席し、講義を聞き、板書をとっていれば大学の単位なんて必然的にとれるようになっています笑
大学教授側も単位を落とすと、追試とか再試とか補習で自分の仕事量が増えるだけなので、あまりひどくない限り単位は取れるようになっています笑
真面目に授業を受けない学生が多い
これは夜間大学に限った話ではないですが
・出席だけ取って遊びに行ってしまう人
・教室で着席しているにも関わらず、ずっとスマホをいじっている人
・講義中、寝ている人
がいます。
特に夜間大学の学生は多いと感じます。
講義とっている人数に対して教室にいる人数は半分以下ということが日常茶飯事ですからね笑
夜間大学は昼間大学と比較して
・留年率が高い
・卒業するのが難しい
と言われている理由は、主にしっかりと講義に出席している学生が少ないということが原因であるでしょう。
自分は頭が良くないから、夜間大学なんて苦労するに違いない...と思っている人!
心配しないでください。夜間大学は真面目に講義に出席するだけで余裕で卒業できます!
部活・サークルが少ない
基本的に夜間大学の部活・サークルは活発ではありません。
夜間大学は講義が始まる時間が遅いので、部活やサークルに当てる時間が休日しかなくなるからです。
「運動部に入って大会で活躍したいんだ!」
「部活やサークルで成績を残して、就活に役立てたい」
などと考えている人には夜間大学は不向きかもしれません。特に運動部には力を入れてないように伺えます...
昼間学生の部活・サークルに入ることも可能ですが、活動時間が基本的に夜間学生の講義の時間帯と被ってしまうので、土日しか顔を出すことはできません。
土日のみの活動の部活・サークルでしたら良いかもしれませんね。
まとめ
夜間大学には昼間大学とは違ったメリット、デメリットがあることをお伝えしてきました。
そして、夜間大学におけるデメリットは周りに流されないようにすればある程度は対応できます。(部活動、サークルの点は厳しいですが...)
最初から夜間大学はあり得ないと決めつけるのではなく、進路の一つとして考えてみても良いのではないでしょうか。
最後に、受験生の皆さんへお伝えしておきたいことがあります。
・自分の志望校に合格出来た人
・志望校に合格できず仕方なく合格した大学に進路を決めた人
・浪人を決めた人
など、さまざまな人がおられると思います。
自分の思うようにいかなかったという人も多い事でしょう。受験なんてほとんどの人がうまくいきません。
しかし、みなさん重要なことが一つだけあります。
それは
後悔をしないように生きること
です。
この時期にひたすら悩んでください。悩んで悩んでそれでも答えが見つからなかったときは、どちらか一方を無理やりでもいいんで決めてください。
そして、決めた方の選択肢で精一杯努力してください。そうしないと
「あの時もう一方の選択肢を選んでいた方が良かったのではないか」
と思ってしまうからです。
これはとても難しいことです。
僕出来ているかどうかと言われたらできていないかもしれません。
ですが、後悔しないようにできるだけ努力をするようには心がけています。
僕はみなさんが希望の進路に進めるように応援しています!!